ロンボク島旅行記
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たったひとつのギターの演奏で、カラオケ大会が始まった。残念ながら、あまり共通の歌が無い。
でも弾き語りを聴くのもまた、いい雰囲気である。特にギターが上手いのがロンゲ。将来の夢はミュー
ジシャンなのだろうか。
この頃になると食料が乏しく感じてきた。私のコテージからありったけのつまみを持ってきて、提供
する。
「まるでスーパーマーケットみたいな部屋だな」
と、ベテランが言う。ブッダはチョコレートがお気に入りの様子たった。
スタッフの島の仲間たち(若者たち)が、歌声を聞いて集ってきた。総勢10名ほどのパーティーにな
った。みんなギターが弾けて羨ましい。
最後に、即興で歌詞を作って歌うという、恐ろしいゲームが始まった。日本語の「SAYONARA
SAYONARA」で始まる単純なメロディーの1コーラスの残りの部分を歌い上げるのが課題。字が余っ
たり、字足らずだと、容赦なくリプレイさせられる。最初は英語でやらされたが、難しすぎるので、それ
ぞれの母国語OKとなった。と、言ってもインドネシア語と日本語だけであるが。途中で失敗すると、最
初の人からやり直し、プレッシャーとの戦いのゲームだった。やっと最後まで続いて、ジ・エンドとなっ
た。午前2時、ギリでの最後の夜はこうして終わった。
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