ランカウイ島旅行記

2004年12月07日 最初の晩餐
 早速レストランに夕食に赴く。が、調理場ではガチャガチャと調理の音が聞こ えているのに、客室は電気が消えており、営業している様子はない。付近にい る従業員に事情を聞くと、このレストランは朝食専用で、昼夜用はビーチにあ るという。
 なるほど、プライベート・ビーチにはバーの小屋があって、その真ん前にはテ ーブルが3つと、その横にテント屋根のテーブル席が多く列んでいた。オーダ ーはバーの係が受けて、先ほどのレストランの調理場から運んでくるらしい。
 バーの前の小さなテーブルに着き、メニューを頂戴する。男の従業員はとも かく、女性は全員ベールで髪を覆っている。人前にさらす姿は、眉毛から下の 顔だけで、美人か、そうでないかの判断も難しい。
 まずは、無事の到着を祝って、ウイスキーの水割りで乾杯。スコッチがグラス でRm.8.80(264円)だった。軽くこれを飲み干して、タイガー・ビールのジョッキー (Rm.4.4)と定食(Rm.8.8)を注文した。
 タイガー・ビールはシンガポールの名産である。去年、インドネシアのロンボ ク島を訪れた際に立ち寄った、シンガポールでの滞在を思い出す。
 定食は野菜と鶏肉を炒めた訳の分からない名称の料理。やたら辛くて、口も 胃も麻痺してしまった。
 早々とライスも食べてしまったので、これ以上は酒は飲めない。勘定は締め てRm.22(660円)。リゾートホテルのレストランにしては安い。
 注文聞きのおじさんと、早くも親しくなってしまった。



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