ランカウイ島旅行記
|
|
早速レストランに夕食に赴く。が、調理場ではガチャガチャと調理の音が聞こ
えているのに、客室は電気が消えており、営業している様子はない。付近にい
る従業員に事情を聞くと、このレストランは朝食専用で、昼夜用はビーチにあ
るという。
なるほど、プライベート・ビーチにはバーの小屋があって、その真ん前にはテ
ーブルが3つと、その横にテント屋根のテーブル席が多く列んでいた。オーダ
ーはバーの係が受けて、先ほどのレストランの調理場から運んでくるらしい。
バーの前の小さなテーブルに着き、メニューを頂戴する。男の従業員はとも
かく、女性は全員ベールで髪を覆っている。人前にさらす姿は、眉毛から下の
顔だけで、美人か、そうでないかの判断も難しい。
まずは、無事の到着を祝って、ウイスキーの水割りで乾杯。スコッチがグラス
でRm.8.80(264円)だった。軽くこれを飲み干して、タイガー・ビールのジョッキー
(Rm.4.4)と定食(Rm.8.8)を注文した。
タイガー・ビールはシンガポールの名産である。去年、インドネシアのロンボ
ク島を訪れた際に立ち寄った、シンガポールでの滞在を思い出す。
定食は野菜と鶏肉を炒めた訳の分からない名称の料理。やたら辛くて、口も
胃も麻痺してしまった。
早々とライスも食べてしまったので、これ以上は酒は飲めない。勘定は締め
てRm.22(660円)。リゾートホテルのレストランにしては安い。
注文聞きのおじさんと、早くも親しくなってしまった。
|
|
|
|