ロンボク島旅行記

2003年11月02日 嗚呼、憧れのシンガポール航空
 前回のサイパン行きではひどい目にあったな。ミクロネシア・コンチネンタル航空の最悪のサービス。詳しいこ とは「メインテーマ」の「嗚呼、コンチネンタル航空 2003/05/05」をご覧下さい。
 今回のロンボク行きの計画を立案するに当たって、グアム経由でバリから入国することも考えたが、コンチネ ンタル航空利用なので真っ先に候補から除外した。他にもアルコールを有料化している航空会社はアメリカン 航空。一律一杯$5で、持ち込み酒類の飲酒も米法律で禁止とのこと。これだけで旅の面白さは半減する。上 空1万メートルで飲む酒だからこそ美味いのに。
 さて、シンガポール航空といえば常時人気ナンバー1の栄光に輝くエアライン。機内サービスは勿論、機体も 最新鋭。そしてサイケな衣装に身を包んだスチュアーデスも美人揃いだ。今回は深夜便の不人気路線というこ ともあって、残念ながら機体はボーイング・777ではなく、747のジャンボ機だった。帰りの便は777の予定なの で、まあここは良しとした。
 機内に乗り込むと、全席にモニターが設置してあった。何だ、747にも設置してあるのか。これで全くの退屈無 しで7時間半のフライトに耐えられる。しかも、ビデオ・オン・デマンド方式で、鑑賞できる映画の数は20種を越え る(1席で、ですよ!)。5年前に関空から乗ったシンガポール・エアーのB777の時はこんなシステムなど存在し なかった。ただ、当時から全席にモニターが設置してあって驚いたモノだったが。
 早速「ターミネーター3」を鑑賞する。字幕がマンデリン(中国語?広東語?)というのが気に障ったが、アクシ ョン映画だし、ビデオ・オン・デマンド方式なので、見たいシーンは繰り返し、自由に巻き戻しが出来る。お陰で 音声のみでも何とか内容が把握できた。
 (よかった!夏にこの映画を劇場に見に行かなくて)
これだけで千数百円の経費が浮いた。
 機内はガラガラ。横1列の4席を独占して、
 「水割りを下さい」
の連続。満席だと、トイレにも思うように行けないので、こんな時こそ思い切り飲む。しゃれたメニューみたいな 機内食の品書きが配られる。洒落ているのはこれだけで、実際に配られた機内食はマズい。今度は、
 「白ワイン下さい」
の連呼で、そのマズさを誤魔化す作戦に出た。まあ機内食はどこのエアー・ラインでもこんなモノ。限られたス ペース内で提供するのだから、ここまでやってくれれば頭は下がる。見た目でせこさを感じさせる米系エアーラ インも少しは見習ってもらいたい。
 早くも到着まで残り2時間ばかり。今度はゲームにトライした。前回5年前の時は数種類だったゲームも、今 回の搭乗では大幅にバージョンアップされている。100種類近くあったのではないかな。任天堂のゲームボー イ・シリーズだけでもかなりの種類がありました。ベースボールのゲームに夢中になっているうちにチャンギ空 港に滑るように着陸してしまった。
 500席近いエコノミー全てに液晶モニターを備えていて、しかもそのメモリーやハードの設備投資は半端なモノ ではないと思う。乗客それぞれが、同時に異なった映画を楽しめるのだから、やはりシンガポール・エアライン は凄い。今回の往復航空券に要した金額は4万円チョット。片道2フライトなので、この1フライトが約1万円也。 1万円の予算では、高速代だけで、東京−大阪間の料金に匹敵する。格安航空券の力は凄い。
 5年ぶりのシンガポール・チャンギ空港。
 「懐かしい!」 
思わず涙がこみ上げてきた。



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