ロンボク島旅行記

2003年11月03日 予約していたホテルがラブ・ホテル?
  既にチャンギ空港到着時で日付は変わっていた。深夜2時過ぎ、「この時間ではホテルに着いても何も食べ られないだろうな」。今回は空港内のトランジット・ホテルは値段が高いので、日本から市内のホテルを予約して おいた。「asia travel」は私が毎回お世話になるホテルの予約サイト。中級程度の安いホテルのリストが豊富で ある。そこから選んだのが「Hotel 81 palace」。中心からはやや離れた場所に位置し、一泊S$49(約3000円)で 予約が取れた。シンガポールは結構物価が高くて、普通は一泊S$100クラスのホテルが多いみたいだ。為替は 1S$=60円で以降計算してみて下さい。
 空港を出たところにあるタクシー乗り場。5年前もそうだったが、そこには1人の仕切り屋がいる。タクシーは 人が並ぶ列の前まではつけずに、前方の斜めに区画されたエリアにアットランダムに停車する。すると仕切り 屋が最前列の人にタクシーを指さして示す。乗客は指されたタクシーに乗り込むというシステム。これなら、アジ ア諸国恒例のタクシー・ドライバーによる乗客争奪合戦が避けられる。いつもながらホントに嫌である、白タクや タクシーの勧誘屋にぐるっと囲まれるの。支払う料金は超ボッタクリだし。特にマニラ空港のタクシー乗り場は 酷かった。
 シンガポールのタクシーは快適。見た目がタクシーだからまずそれだけで安心する。メーターも確実に作動。 しかし空港から市内に向かうには少々手数料が上乗せされる。おそらくこれは空港内のパーキング代金だと思 われる。その上乗せ額はS$3かS$5で、利用する時間帯によって異なる。それと盲点が深夜割増料金。日本の 3割増しなんては可愛いモノで、ここシンガポールでは5割り増し。ハイウェイを高速で飛ばすと、距離メーター のごとく料金メーターもグングン上がる。昼間は空港から市内までS$15程度の料金も、深夜だとS$30が相場で ある。
 タクシーに乗り込み、行き先のホテル名「Hotel 81 Palace」を告げると、住所まで教えてくれないと行けないと のこと。なぜならシンガポールには多くの「Hotel 81」シリーズのホテルが存在するからだった。
 目的のホテルは市中心部から離れているものの、幸運にも空港寄りに離れていたので、タクシー料金もS$20 で済んだ。驚いたのはホテルの外見。派手なイルミネーションがキラキラ。ラブ・ホテルか、ここは? しかも予 想に反して辺りは深夜2時過ぎにもかかわらず大賑やか。フロント・カウンターにはゴッツイおっさんとおばさ ん。英語でチェックインを済ませ、前金でS$49をカードで支払う。不安とは裏腹、ごく普通のビジネス・ホテルで あった。部屋にはミニ・バー(冷蔵庫)が無いというので、そのまま外に買い出しに出かけた。 
 



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