ロンボク島旅行記
2003年11月03日 シンガポールの高架鉄道・LRT
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「NE16/SENGKANG」駅。「センカン」って発音していたかな、この駅名。駅前は見渡す限りの高
層アパート群。一部の方角ではまだまだ開発中である。とにかくここから見渡せるこれらの景色
は感動モノである。シンガポールでは有名な観光地が多い市の中央部を避けて、こんな街を訪
れるなんて、いかに自分が変わり者なのかがうかがえる。実は長年のシンガポールに関する疑
問を私は持っていた。
「狭い国土に多くの人口、人々は一体どこに住んでいるのだろうか?」
その答えがここにあった。日本でいえば多摩ニュータウンか高島平団地。団地の棟数は半端で
はない。
「ここの住民は車は持たないのかな?」
と、新たな疑問が生まれた。その答えも簡単だった。団地に混ざって、車専用の立体駐車場の
建物も点々と存在していたのである。
この駅を数字の「8」の中心に位置して例えるなら、ここから相反する2つの方向へ一周するLR
T(高架鉄道)が運行していた。高層のビルを縫うように高架のレールが走る。約5分おきに運行
されるLRTの車両は1両編成。その走る姿はまるで未来都市そのものだった。
実際に乗ってみたくなって、切符を購入する。切符はMRTと互換性があって、とりあえず80セン
トを払った。無人運転の車両はホームで待つことなく、すぐに来た。乗客は学生や買い物帰りの
おばちゃん連中で乗車率50%といったところ。乗り心地は東京ベイエリアの「ゆりかもめ」みたい
だった。
適当な駅で下車。ランチにホーカーズ(屋台村)を探したが、あったのはマックとケンタのみ。こ
れでは仕方ないので、再び80C払ってLRTに乗ってセンカン駅に戻った。
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