ロンボク島旅行記
2003年11月03日 まるで立ち食いソバ、ワンタン麺
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センカン駅に戻り、駅ビルの一角に小規模のホーカーズ(屋台村)があったので物色した。天ぷら屋なんかも
あったりして、ここでも日本食は流行っているらしい。私が真っ先に目を付けたのが麺屋である。チャーシュー
細切りのトッピングを盛った写真のディスプレイが、嫌でも自分の食欲をそそる。注文はワンタンメン。
日本でもワンタンメンは大好物だけれども、なかなか美味いのを喰わせる店は少ない。どこのもやたらワンタ
ンが柔らかで、すぐにバラバラになって麺やスープに混ざってしまう。
いざ、注文するときに、現地のOLに割り込まれた。そのOLはテイクアウトでラーメン3人前の注文。店のオヤ
ジは適当な分量の麺を手でちぎって、お湯ナベに入れる。僅か30秒あまりで茹で上がるのだが、ナベは小さく、
茹でザルも1つしかないので、1杯ずつ調理する時間がかかる作業法。
さて、私がオーダーしたワンタンメン。茹で上がった黄色いたまご麺をサッと湯切りし、オイルを少々混ぜるだ
け。野菜やチャーシューをのせて、これで出来上がりかなと、テーブル席に持って行こうとしたら、
「まだだよ!」
と、呼び止められた。別の小さなお椀にスープが付いていたのだ。麺は歯触り最高、スープはあっさりで、激
熱。ワンタンは両方のお椀に入っていて、シコシコ、プリプリの堅さで全然崩れない。中身の具も多くて満足だっ
たんだけど、全体的な量が少ないのが残念。一品だとやはりおやつ感覚。2品、3品って注文するのがホーカ
ーズの流儀でした。
この街は住宅街。珍しい外人の到来に、どこのお店の人たちも私に興味津々の様子で、終始見られっぱなし
でした。
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