ロンボク島旅行記
2003年11月04日 ビンタンビールとアンカービール
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この日の夕食(ディナー)はホテル(マスコット・コテージ)のレストランでと決めていた。3日間の滞在で、朝食
だけ(一応は朝食代込みの宿泊代金)でレストランを利用するのは気が退けるし、インドネシアの代表する料理
をまだ堪能していないのも理由のひとつだった。
誰もゲストの居ないレストランのテーブルに着き、とりあえずはビールを注文する。
「銘柄は?」
と、聞かれ、未体験の「アンカー」の大瓶を注文する。ガイドブック推奨の「ビンタンビール」はこれまでに何回か
飲んできた。ビンタンはアルコール度5%の割には薄く感じるビールだった。インドネシアの2大ビール・メーカー
の片割れである「アンカー」をこの時試したかったのだ。
出てきた「アンカー・ビール」。印象は炭酸の抜けたビールっぽくないビール。ラベル表示のアルコール度数は
ビンタンと同じ5%。両者ともアルコール度数に関しては、日本のものよりも明らかに薄い感じがする。実質では
2〜3%位かな。だから酔いたくても酔えない。皮肉にもアルコール御法度のイスラム教圏だから、ウィスキー
やワインなどの強アルコールのスピリッツ類のメニューもない。
結局、炭酸も薄い「アンカー・ビール」の大瓶を4本飲んでも、ほろ酔いもしなかった。つまみはインドネシア風
焼き鳥である「サテ」。イスラムの教えに従って、鶏か牛のチョイスで豚肉はあり得ない。この時はワガママにも
ミックスしてもらった。レストランは私の貸し切り状態、従業員は4人。暇な従業員を相手に、会話には不自由し
なかった。心地よい南国のそよ風と、月明かり。これだけでもお腹一杯になる。仕上げに「ミー・バッソ」を注文
したが、あいにく品切れとのことで、「ナシ・ゴレン」を頼んだ。アッという間の2時間だった。
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