ロンボク島旅行記

2003年11月08日 脱水症状

 飲んだ水もたちまち水便として下から出てしまう。のどが渇くから、余計に水を飲む。水を飲むから下 から出る。と、悪循環の繰り返しである。日本から持参した、日本では特効薬も、そのままの粒の姿で 吸収されずに下から出てしう。何の効き目もなかった。食欲は無くなり、発熱も続いている。幸い、コテ ージの係がいたので、トイレット・ペーパをもらうことができた。これで恐怖の不浄な右手の出番はなくな った。
 胃腸の中身が空っぽになって、いくぶん楽になった。出るモノを出し切れば、あとは何も出てこないの は世の常識である。気が滅入ってはいけないので、昨日の「カフェ・ルンバルンバ」の跡地に再び行くこ とにした。
 病人にも容赦なく照りつける赤道上の太陽。額からは汗がダラダラと流れる。水分の発散は実にもっ たいない。昨日同様、誰も居ないレストランの跡地で、ペットボトルの水でひとり乾杯する。この場所に 居ると、ホントに時間が止まるんです(写真・上)。
 水を飲んでも、すぐに下痢は来なかったので、まずはひと安心して歩き出す。昨日は道を逸れたが、 今日はそのまま真っ直ぐに、ビーチ沿いに歩いた。体が病んでいるのですぐに疲れる。すると前方にブ ルガックが見えた。所有者がハッキリしないので、しばしここで休憩させてもらった(写真・下)。 



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