ロンボク島旅行記
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飲んだ水もたちまち水便として下から出てしまう。のどが渇くから、余計に水を飲む。水を飲むから下
から出る。と、悪循環の繰り返しである。日本から持参した、日本では特効薬も、そのままの粒の姿で
吸収されずに下から出てしう。何の効き目もなかった。食欲は無くなり、発熱も続いている。幸い、コテ
ージの係がいたので、トイレット・ペーパをもらうことができた。これで恐怖の不浄な右手の出番はなくな
った。
胃腸の中身が空っぽになって、いくぶん楽になった。出るモノを出し切れば、あとは何も出てこないの
は世の常識である。気が滅入ってはいけないので、昨日の「カフェ・ルンバルンバ」の跡地に再び行くこ
とにした。
病人にも容赦なく照りつける赤道上の太陽。額からは汗がダラダラと流れる。水分の発散は実にもっ
たいない。昨日同様、誰も居ないレストランの跡地で、ペットボトルの水でひとり乾杯する。この場所に
居ると、ホントに時間が止まるんです(写真・上)。
水を飲んでも、すぐに下痢は来なかったので、まずはひと安心して歩き出す。昨日は道を逸れたが、
今日はそのまま真っ直ぐに、ビーチ沿いに歩いた。体が病んでいるのですぐに疲れる。すると前方にブ
ルガックが見えた。所有者がハッキリしないので、しばしここで休憩させてもらった(写真・下)。
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