ロンボク島旅行記
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朝。下痢が止まっていた。お陰で心地よい寝起きが迎えられた。目頭の痛みもピタッと止んでいた。現地薬は
さすがに効く。今更下痢発症の原因を考えて見ると、11/6の「スンギギよさらば」の巻で登場した、サテとグリー
ンサラダが怪しい。サテ(焼き鳥)がプーンと臭っていたのは前述であるが、サラダを洗った水道水も細菌で汚
染されていたのかもしれない。いずれにせよ、自分の体を過信した結果の報いだった。ここは赤道直下である
ことを改めて「アラーの神様」が教えて下さった。
朝から食欲旺盛。アンの作ってくれたブレック・ファーストのトマトオムレツとトーストを平らげる。何日ぶりであ
ろうか、まともな朝食を食べたのは。オーナーのTAKAさんはマタラムに用があって、既に外出してしまってい
た。予約してもらった「ホテル・ロンボクラヤ」にて再会する誓いは立てているが。
アンに昨夜約束した腕時計をプレゼントする。生まれて初めて、ウォッチを腕に巻くアン。私はわざとらしく、
「今何時?」
と、尋ねる。
アンは手のひらを上にして、時計を覗いていたので、
「それじゃ、ゲイだよ」
と言って、笑った。
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