ロンボク島旅行記

2003年11月10日 アンの腕時計
 朝。下痢が止まっていた。お陰で心地よい寝起きが迎えられた。目頭の痛みもピタッと止んでいた。現地薬は さすがに効く。今更下痢発症の原因を考えて見ると、11/6の「スンギギよさらば」の巻で登場した、サテとグリー ンサラダが怪しい。サテ(焼き鳥)がプーンと臭っていたのは前述であるが、サラダを洗った水道水も細菌で汚 染されていたのかもしれない。いずれにせよ、自分の体を過信した結果の報いだった。ここは赤道直下である ことを改めて「アラーの神様」が教えて下さった。
 朝から食欲旺盛。アンの作ってくれたブレック・ファーストのトマトオムレツとトーストを平らげる。何日ぶりであ ろうか、まともな朝食を食べたのは。オーナーのTAKAさんはマタラムに用があって、既に外出してしまってい た。予約してもらった「ホテル・ロンボクラヤ」にて再会する誓いは立てているが。
 アンに昨夜約束した腕時計をプレゼントする。生まれて初めて、ウォッチを腕に巻くアン。私はわざとらしく、
  「今何時?」
と、尋ねる。
 アンは手のひらを上にして、時計を覗いていたので、
 「それじゃ、ゲイだよ」
と言って、笑った。 



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