ロンボク島旅行記
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午前中はアンが島内を案内してくれた。自転車2台で、私が後を追う。最初の訪問地はウミガメ保護団
体施設。両腕のない巨大なカメが水槽で泳ぐ。説明書きの看板はビッシリと英語表記。面倒だったが、ゆ
っくりと時間をかけてこれを読んだ。内容の要約は以下の通りである。
このカメは漁師の網にかかって救助された。瀕死の重体で、ここに運ばれ、手当の甲斐あって、今では
元気に泳ぐことが出来るまでに回復した。世界にはこのような例が多く、餌等の経費が不足している。オリ
ジナル製のTシャツには寄付金が含まれているので、購入して、ウミガメたちを救って欲しい。
Tシャツの値段が高かったので、募金箱に少しばかりの協力をして、ここを後にした。。
次に向かったのが、島で唯一生鮮野菜を扱う八百屋さん(写真・上)。実は私は昨日、下痢薬を求めて
ひとりでここを訪れている。今日は島内の奥さん連中が、全てここに集中しているかのように混雑してい
た。こんな状態なので、勝手に冷蔵ケースから「Tea」を取り出して、更にお餅みたいなお菓子を取って食
べた。奥さんたちは、買い込んだ荷物を頭に載せて家路に向かう。いかにもインドネシアっぽい風景であ
る。アンが通訳してくれて、自己申告でお勘定を済ます。
次は学校。トラワンガンやメノの島では見られなかった学校がこの島にはあった。上下紅白に分けられ
た国旗がたなびく校庭。いつものことだが、カメラを向けると、子供たちが群がってきた(写真・下)。写され
ることよりも、ファインダーを覗くことに興味が集中しているようだった。校舎に入ると、高学年が席に着い
ていて、先生の参上を待っているところだった。
「先生役をやってくれ!」
と、はやし立てられたが、元来シャイな性格なので遠慮した。
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