ロンボク島旅行記
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旅行前の計画とは違って、結局3島とも滞在してしまった。隣り合って位置するにもかかわらず、それぞれの
島には個性があって、不思議な島々だった。
ギリ・トラワンガンは噂通り、パーティーの島。島内は観光客だらけ。毎夜、遅い時間まで賑やかだった。宿泊
施設やレストランは値段が高くて、それこそバリの縮小版といった感じの島。賑やかさを求めるのなら良いけれ
ども、ビーチの美しさは今ひとつだった。
ギリ・メノはとにかく静かな島。観光客はともかく、島の人口は100人程の過疎島。店の種類も宿泊施設の数
も少なかった。海の透明度は3島のうちでもダントツで、景色だけ見て楽しめる人には打ってつけの島だと思
う。廃業を余儀なくされたレストランの「カフェ・ルンバルンバ」には2日も通ってしまった。「綺麗な海と波の音以
外は何にも要らない」を身をもって証明した。
ギリ・アイルは人情の島。どこの店やレストランに赴いても、必ず店員と親しくなれる。学校やローカルのスー
パーもあって、海に退屈しても、人々との交流で充分に楽しめる島だ。海の透明度はトラワンガン並だが、物価
は安い。今回は僅か2日間の滞在に終わってしまったが、次回訪れる機会があれば、1週間はのんびりとした
い。それでも1万円も予算があれば充分に食住に耐えられる島。
ギリでの思い出を回想しつつ、ボートはロンボク本島に向けて出航した。向かいに座る西洋人カップル
は・・・・。
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