ロンボク島旅行記
2003年11月11日 「ベッカム」と「ヤシの実」、再、再登場
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我が目を疑ってしまった。青いビキニ姿の「ヤシの実」とイケメンの「ベッカム」が正面に座って
いたのだ。キッチリと2日間隔で、トラワンガンからメノ、アイルそしてロンボク本島へと、私は全
ての島間の移動を彼らと共にしてしまったことになる。しかも島内では一度も顔を合わせなかっ
たのにである。
その「ヤシの実」が突然、私に話しかけてきた。
「スイッチを押して下さる?」
そして、私に差し出すデジタル・カメラ。2人寄り添って、ポーズを取る。アイルの白いビーチをバ
ックにシャッターを押す。私にとっては撮り慣れないデジカメだったので、カメラを返しながら、こう
言った。
「ピーという音がしたけど、それで撮れているのかな?」
「ピー音がすれば、OKよ」
と、言って、早速画面を確認する「ヤシの実」。そして一言、
「Wonderful!」
と、言って、私にも画面を見せてくれた。ビーチの白と空の青、そして海のグリーン。その見事な
コントラストの手前には、つま先から液晶画面に収まる「ベッカム」と「ヤシの実」。「ベッカム」も
「Good!」
と言って、私にサム・アップした。フイルム式でもデジタルでも、写真は構図が命。少し誇らしげな
私だった。
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