ロンボク島旅行記

2003年11月11日 バンサル港
 ギリ3島との玄関口となるバンサルの港にボートは着いた。しかし、バンサル港とは言っても、船着き場など は無く、相変わらずボートから浅瀬に飛び降りるタイプの下船方式であった。ここでも待ちかまえていたのはチ ドモたち。聞けば、プラマ社の連絡バスが待機する駐車場まで、ここから1km以上もあるというのだ。仕方なく Rp.10,000を払って、チドモを利用した。コンクリートの上をテンポよく走るチドモ。パカンパカンと蹄の音が心地 よい。こっちは1人乗りなので、他の西洋人カップルたちを乗せた重たいチドモをごぼう抜きする。
 プラマのバスは待機していたが、運転手は朝食中。トラワンガンからの舟の到着を待って、発車するとのこと である。「ベッカム」と「ヤシの実」とはここでも会ったが、他社のバスに乗り込んでいった。発車まで、物売りた ちとおしゃべりして過ごす。
 海岸線の舗装道路をマタラムに向けてバスは出発した。車内の乗客は、私以外は全員西洋人。ドアが壊れ て、閉まらないままなので、きついカーブではここから荷物が転げ落ちそうになり、乗客同士が協力して押さえ た。
 スンギギのプラマ社前で停車。ここから新たな乗客が乗り込む。このプラマの隣のレストランで食べたサテが 食中毒の原因だった。今は「ENTROSTOP」の薬が効いて、胃腸は快調そのものである。物売りのおじさんがフ ルーツの「ラン・ブータン」を売り歩いていたので、1房購入する。
 バスはマタラム市内に入り、空港で一部の客を降ろす。マタラム・モール前で私は下車した。残りの乗客たち は更にレンバル港を目差して南下する。そこからフェリーでバリに向かうのだろう。
 キラキラ・コテージを通じて予約した、ホテル「Lombok Raya」は巨大だった。そして、フロント・ロビーには私の 到着を待っていた人が。



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