ロンボク島旅行記
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午前11時にホテルをチェック・アウトする。飛行機は夕方6時の便なので、荷物をロビーに預けて、残り少なく
なったロンボクの滞在を満喫するために、市内散歩とショッピングを兼ねて街へ繰り出す。ギリでの日焼けのた
めに、もはやインドネシア人になりきってしまった私。ホテルから外出すると、現地語で声を掛けられる機会が
めっきりと増えた。乗り慣れてしまったベモを捕まえて、最初の見学地であるメル寺院へと向かった。
メル寺院はロンボク島のヒンドゥー教の総本山。門をくぐって敷地に入ると、坊さんらしき2人の老若の男たち
が現れた。老人はご住職で、若い方はガイドだった。まず、寄進を求められ、Rp.5,000ほどを寄付する。記帳を
しようとしたら、今日の訪問者欄に日本人名があった。名前から察して男、住所はTokyoと記していた。ここでも
邦人とすれ違いになった。
布製の帯を腰に巻かされ、ガイドの説明を聞きながら境内を歩く。早口で癖のあるガイドの英語なので、なか
なか聞き取りづらい。ガイドの説明は20分間くらいであっただろうか。特に感心するような説明はなかった。た
だ、私が帰る段になってチップを要求された。先ほどの寄進とは違って、彼はこれで生計を立てていると言うの
で、奮発してRp.20,000(260円)をカンパしてあげた。熱心に私をガイドしてくれた感謝の気持ちも込めてであ
る。
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