ロンボク島旅行記
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両替やキャッシングで得たインドネシア・ルピーの紙幣がRp.1,000,000(13,000円)以上も手元に残っている。
下痢続きや安い物価の為に、思った以上に食費がかからなかったので、余ってしまったのである。今後いつ、
インドネシアに再入国するかもわからないので、全部使い尽くすことにした。午後4時に空港に向かう予定なの
で、制限時間は2時間。
スパゲティを食べた後、早速「Hadad Alwi」と書いて貰ったメモを持って、1階のスーパーに走った。棚の整理
をしていた女の子の店員をつかまえて、
「今、BGMで流れている歌は、この(メモに書かれている)歌手のものだね?」
と、念を押すように聞いた。
「ハイ、その通りです」
と、店員。
次は買い物である。
「これと、これと、これのタバコを1カートンずつ下さい」
「カートンって何?」
「箱ごと(10パック)です」
「バラ売りが基本なので、倉庫から持って来ないと・・・」
「持って来て下さい」
1カートンのタバコでも400円だから、金を使い果たす作業ははかどらない。
次はレコード店。ショッピング・モール内に2軒あるレコード店にて、
「このメモに書かれている歌手の全てのCD・テープを持って来てくれ」。
店員が総勢で走り回った。それぞれの店で3本ほど「Hadad Alwi」のテープを購入できた。1本が約200円程度
なので、まだまだ予算は余っている。
「今、店内で流れているCDも貰おうか」
そのCDは「Dolphin trance」というタイトルの、日本でもお馴染みのもの。2枚組のCDアルバムでRp.75,000(1,
000円)だった。
次に向かったのが書店。午前中に英字新聞を買いに訪れた時に、
「新聞は午後に入荷予定」
と言われていたので、再度の訪問となった。新聞は買えたが、僅か50円ばかりの消費である。
「英語の本は、何か、ないかね?」
と尋ねたら、ロンボク島の観光案内雑誌が在るという。今更欲しくはないが、空港で暇つぶしになると思って購
入した。
走り回ったので、猛烈にのどが渇いた。ケンタッキーで一服。フライド・チキンのセットにはライスボール(おに
ぎり。紙に巻いてある)が付いているので、2人前を注文し、1人前はテイク・アウトを指示したが、英語が通じ
ず、全て箱に詰められた。余談だが、この国のケンタッキーのフライドチキンはただの鶏の唐揚げだった。
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