ロンボク島旅行記
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再び2階の喫茶店。この店でメモを書いて貰ったお陰で、気に入ったインドネシアン・ミュージックを手に入れ
ることが出来た。「Hadad Alwi」関係だけでも、6種類のテープとVCDが手に入った。これらを例のウエイトレス
に見せると、
「全て買いあさるなんて・・・」
と、驚いていた。自分でもこんな買い物の仕方をしたのは初めてである。まるでアラブの石油王にでもなった気
分だった。
彼女は英会話の勉強中である。観光客が希なマタラムでは、あまりその成果も試す機会がないらしくて、この
時は他の現地客を放って、私のテーブルに付きっきりだった。お陰でカプチーノを2杯も頼んでしまった。
つい話し込んでしまうと、時間が経つのは早いもの。気付けば時計は午後4時を大分過ぎていた。インターネ
ット・カフェでメール・チェックをする予定が吹っ飛んだ。慌ててホテルに走る。預けていた荷物を受け取り、タク
シーに飛び乗る。
(マタラムの街よ、さようなら)
余裕を持ってこんなセリフを吐きたかった。
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